takohati-netの日記

レザークラフトが趣味のタコハチです。

レザークラフト用の型紙の作り方!

革小物を作成する際に必要不可欠なのが【型紙】になります。型紙が上手く設計されていないと不恰好な作品になったり、最悪の場合使い物にならない作品が仕上がってしまいます。以下に基本的な型紙の作成方法を書いていますので、是非参考にしてください。

アイテムのデザインと寸法の決定

まず、作成したいアイテムのデザインと必要な寸法を決定します。これには長さ、幅、高さ、ポケットの配置などが含まれます。当たり前ですが、作りたい作品がないとそもそも型紙が作れません。デザインを明確にしておくことが重要です。

必要な材料と道具の準備

型紙を作成するために必要な道具と材料を用意します。おおまかには紙(型紙用)、鉛筆、消しゴム、定規、ハサミ、カッティングマット等です。

※CADが使える方は鉛筆、消しゴムは不要です。

後々CADで図面を製図する方法も書いていこうと思います。

型紙の基本形状の描画

鉛筆と定規を使用して、作成したい作品の正面・背面・側面等の基本形状を描画します。寸法を正確に記入しましょう。

パーツの追加

作品の仕様に応じてパーツを追加します。これにはポケット、縁取り、ベルトスロット、ファスナーの位置などが含まれます。これらのパーツも正確に寸法を測りながら描画します。※カードポケット等は革の厚みにもよりますがカード寸法+4〜6㎜程度大きくしないとカードが入らなくなります。使用する革の厚みによって調整しましょう。

また、型紙に必要枚数などを記入しておくとレザーに転写する際に役立ちます。

型紙のカット

型紙の各部分の形状を紙からカットします。カッターとカッティングマットを使用して、正確な切り抜きを行います。直線部分は定規を当て定規に沿わせてカットすると綺麗にカットできます。 

マーキングと穴あけ

型紙を使用して、縫い目の位置や穴の位置を紙にマークします。レザーに転写する際に使用します。

パーツの調整

切り抜いた型紙を一度仮組みしましょう。必要に応じて型紙を調整し、パーツを微調整します。この工程で設計の調整を行います。

レザーへの転写

型紙をレザーに転写します。これには紙の型紙をレザーの上に置き、千枚通し等で型紙の形状をレザーに移します。

床面処理

型紙を切り抜く前に切り抜くレザーの床面に、床面処理剤を使用して床面の処理をしたり、レザークリーム等でレザーを保護します。切り出した後でもできますが、細部がやりにくかったりするので最初にすると楽です。(この工程は必須ではないので、自分の好みで処理をしましょう。)

レザーの切り抜き

レザーをパーツごとに大まかにカットして、転写した型紙に基づいて各部分(細部)を切り抜きます。


これらの手順に従うことで、レザークラフトの型紙を紙から作成できます。型紙の正確性が重要であるため、慎重に作業し、必要に応じて設計を調整しましょう。